「故人の写真の処分に困っている」
「亡くなった人の写真はどうすればいい?」
とお問い合わせが多くあります。
今回の記事では、このような質問にお答えします。
亡くなった人の写真の処分・整理を行う際には下記のような流れで進めることがほとんどです。
上記の流れで処分を行うと効率よくスムーズに進むでしょう。そのため、ここからはそれぞれの亡くなった人の写真の処分・整理の流れについて詳しくご紹介します。
亡くなった人の写真を処分・整理をする場合はまずは故人の写真のアルバムを集めましょう。
遺品の中に亡くなった人の写真がどれくらいあるのか確認していくことから始めるのが大切です。
遺品整理を行っていると、亡くなった人の写真が思わぬところから出てくることもあるので、写真やアルバムを集める必要があります。そこで写真やアルバムを集める際には下記のポイントを調べてみましょう。
上記のように様々なところから写真やアルバムが出てくることがあるので、細かくチェックすることが大切です。
そして、亡くなった人の写真がある程度集まった場合は、作業を次の段階に進めましょう。
亡くなった人の写真を集め終わった後は分類作業を行い、整理していきましょう。その場合は取っておく写真と取っておかない写真を仕訳けることが大切です。
写真を仕訳ける際には下記のような考え方で仕訳けることがおすすめとなります。
上記のような考え方で亡くなった人の写真を仕訳けていくことで、よりスムーズに作業が進みます。
できるだけ効率よく写真を仕訳けたいという場合は、上記のように考え方の上で作業に臨むといいでしょう。
故人の写真を保存する場合は下記の2つの方法で実践してみましょう。
いずれかの方法を実践することで、故人の写真を効率よく保存することが可能です。そのため、ここからはそれぞれの方法について具体的にご紹介します。
亡くなった人の写真を保管する場合は新たなアルバムを準備して保管するといいでしょう。
というのも、写真をバラバラの状態で保存するよりも状態良く保存できるからです。
ただ、せっかく新しいアルバムに入れて保管したとしても保存状態が悪いと写真がカビてしまったり、傷む場合があります。そこで、粘着性台紙のアルバムに保存する際には、写真間のスペースを広めに取りましょう。
写真間のスペースまで意識すると、台紙とフィルムの間に空気があまり入らずに済むのでおすすめです。
細かいポイントになりますがしっかりと意識しましょう。
写真をアルバムに入れて保管するアナログな方法もおすすめですが、最近ではデジタルデータにして保管する方法も主流になってきました。というのも、下記のメリットがあるからです。
上記のようにアナログな方法にはないメリットが多く存在することが事実です。
スキャナーやスマホアプリがあれば、自宅で簡単に写真がデジタルデータとし
て取り込めるので、非常に利便性が高くなっています。また、さらに高画質なデジタルデータとして保存したい場合は、専門業者に頼むことがおすすめです。
写真の量が多い場合自宅で自分で作業するよりも早く終わるので、スピードを重視する方に取っても最適と言えるでしょう。
亡くなった人の写真を処分する際には下記の3つの方法のいずれかで行うと良いでしょう。
いずれも亡くなった人の写真を処分する際に主流な方法です。そのため、ここからはそれぞれの処分方法について具体的に解説します。
もし、亡くなった人の写真をそのまま破棄することに抵抗がない場合は、ごみとして地方自治体のルールに則り処分するようにしましょう。
そこで、処分する際には下記の2点に注意してください。
上記のルールは最低限のマナーなので必ず守るようにしましょう。
また、人物の顔や個人情報が写ってしまっている写真は、シュレッダーにかけておくと確実に安心できます。
亡くなった写真を処分する際にそのままごみとして捨てるのは気が引けるという方もいらっしゃるでしょう。そこで、お寺でお焚き上げ供養をお願いする方法がおすすめです。
「お焚き上げ」とは、亡くなった人の想いが詰まったものを燃やして祈りを捧げ、供養する仏事のことを指します。
お焚き上げをしてくれるお寺に供養を頼むことが可能です。
ただ、お焚き上げ自体を行っていないお寺もあるので、もしお焚き上げをお願いする場合は事前に電話などで確認しておきましょう。
亡くなった人の写真を供養する際には遺品整理業者に依頼することもおすすめです。
遺品整理業者であれば、遺品整理と写真の供養をまとめて依頼できるので、非常に使いやすくなっています。
また、遺品整理と写真の供養をまとめて依頼すると、料金が安くなる場合があるのでコスパ的にも魅力的です。
そのため、亡くなった人の部屋を整理する必要がある場合は、遺品整理業者に供養を依頼することを検討してみましょう。
亡くなった人の写真を処分する際には下記の4つのような注意点があります。
上記の4つを守らないと、遺族間でトラブルが発生することもあります。そのため、亡くなった人の写真を処分する際には十分に確認してください。
亡くなった人の写真を処分する際には事前に遺族に形見分け等相談してから決めるようにしましょう。
もし、独断で亡くなった人の写真を処分してしまうと遺族間でトラブルが発生することもあります。
法上、遺品は相続人の共有物なので、無断で処分することは厳禁です。
必ず遺族間でこまめに連絡を取り合い、亡くなった人の写真をどのように処分するか検討していきましょう。
もし、亡くなった人の写真をデータ化する際には、手間と費用が掛かることを覚えておきましょう。
最近では自宅でスマホやスキャナーで簡単に写真を取り込めるようになりましたが、枚数が多いとかなり苦労します。
そこで、業者に依頼すると自分でやるよりもスピーディに取り込めるのでおすすめです。ただ、その場合は費用もかかることが難点です。
亡くなった人の写真をデータ化する際には、どのような手段を取るかしっかりと検討するようにしましょう。
もし、亡くなった人の遺言書が存在する場合は、写真の処分においても必ず遺言書に従うようにしましょう。
というのも、決められた形で書かれた遺言書には亡くなった人の意思が込められており、法的な拘束力もあるので従う必要があるからです。
そこで、遺言書に従わずに亡くなった人の写真を処分してしまうと間違いなく遺族間でトラブルになります。
そうならないためにも、遺言書が存在する場合は熟読の上、従った上で亡くなった人の写真を処分するようにしましょう。
遺品整理をしていると、亡くなった人の写真が多く出てくることもあるでしょう。
その場合は処分に時間がかかることがほとんどなので、あらかじめ理解しておく必要があります。
もし、ごみとして処分する場合でも、データとして取り込む際にもある程度の手間や時間はかかります。
「すぐ処分が終わるだろう」という気持ちで写真の処分を後回しにしないように心掛けましょう。
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