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自由な想いを形にする自由葬の意味や定義と流れ

自由葬とは、故人や遺族が自由な発想で葬儀を行うことができる、宗教的なしがらみがない葬儀のことです。従来の葬儀とは異なり、宗教的な儀式を行わず、故人の意向に沿った形で行われます。

本記事では、自由葬の意味や定義、自由葬と一般葬儀の違い、自由葬が増えている理由、自由葬の種類と形式、自由葬の流れ、自由葬のメリット・デメリット、そして自由葬の費用・料金について解説します。

自由葬とは

「自由葬」とは、宗教的な枠にとらわれない自由な形式で行う葬儀のことを指します。

仏式での葬儀では、四十九日や一周忌、三回忌といった法要も仏式で行われますが、自由葬では、そのような形式にとらわれず、自由なスタイルで行うことができます。

無宗教の方や、これまでのしきたりに従うことに違和感を感じている人が、宗教色を廃した自由なスタイルの葬儀を選ぶ傾向があります。

自由葬と一般葬儀の違い

自由葬と一般的な葬儀の違いは、葬儀の形式が異なります。一般的な葬儀では、通夜や告別式などの儀式が定められていますが、自由葬では、これらの儀式や後処理を行わない場合もあります。

自由葬は、故人が自分らしい形で葬儀を行い、残された家族や友人が故人との思い出を大切にするための選択肢の一つとして注目されています。

自由葬が増えている理由

自由葬が増えてきた背景には、菩提寺と檀家の付き合いが薄くなってきて、信仰している宗教がない人の増加、菩提寺がない家の増加、寺院との檀家付き合いが負担に感じる人の増加、葬儀の小規模化、家族葬の増加、葬儀に関する情報が入手しやすくなったことなどが考えられます。

自由葬の種類と形式

自由葬は、その名の通り、自由度が高く、故人の意向を最大限取り入れることが可能です。葬儀の形式にとらわれず、遺族が独自であるいは葬儀社と相談して決めることができます。そのため、多様な形式が存在します。

一般的に、無宗教葬を指すことが多く、自由葬には「無宗教葬」という別名もあります。自由葬にはいくつかの種類があります。

例えば、通夜や告別式を行わずに火葬場に直接送る「直葬」、親族だけでシンプルに葬儀を行う「家族葬」、故人が生前によく聞いていた音楽を流したり、プロの演奏家を招いて演奏を行ったりする「音楽葬」などがあります。

自由葬は、故人や遺族が望む葬儀を実現することができるため、葬儀の形式や費用なども自由に決めることができます。

自由葬の流れ

自由葬とは、特定の宗教や地域のしきたりに縛られず、自由な形式で行われる葬儀のことです。

参列者が入場した後に司会者の挨拶によって会が始まり、黙とうを選択することが多いです。

仏式の葬儀であればその後にお坊さんが読経をしますが、自由葬では故人を偲ぶ時間として、音楽の演奏があったり、故人の生前の写真や動画を流す演出があります。

故人が終活をしていた場合は、生前に準備していたメッセージやエピソードを司会者が紹介される時間もあります。

霊前や墓前で音楽を演奏する献奏、花を供える献花、灯明を奉納する献灯が執り行われた後、喪主によるあいさつがあり、閉式となります。

自由葬を選ぶ際には、親族との相談や理解が大切です。また、菩提寺がある場合は、宗教者を呼ばずに自由葬を行い、その後菩提寺に納骨を断られる可能性もあるので注意しましょう。

自由葬のメリット・デメリット

自由葬のメリット

自由葬のメリットは、葬儀の内容を自由に決められること、故人らしさを表現した葬儀にしやすいこと、信仰している宗教がない方が満足できる葬儀ができること、司祭者の費用負担がなくなることなどが挙げられます。

また、自由葬では故人の生前の希望を反映しやすく、故人が望む形で、生前お世話になった方とお別れができるのも大きなメリットです。

さらに、宗教者への謝礼が発生しないことや、親族と相談し、理解を得ておくことで、お葬式のやり直しを迫られる可能性が少なくなることなども自由葬のメリットとして挙げられます。

自由葬は、故人や家族の希望に沿った葬儀を行うことができ、意義ある葬儀になることが多いです。

自由葬のデメリット

自由葬のデメリットは、企画が難しいことや、菩提寺がある場合はトラブルになる危険があること、年配の方が葬儀は宗教のルールに従って行うべきだと考えるため、親族の理解を得られない可能性があること、参列者が混乱する恐れがあることなどが挙げられます。

また、自由度が高い分、演出の自由度が高すぎて何をしたいのかが明確でなければ、企画ができないこともあります。

自由葬の費用・料金

自由葬の費用は、葬儀の規模や演出によって異なりますが、一般的に80万円から150万円程度が相場とされています。ただし、参列者を20人程度に限定してシンプルな葬儀のみを行う場合は、50万円から60万円程度で済むこともあります。

自由葬は宗教者を呼ばないため、布施やお車代、戒名料など宗教に関する費用は抑えられます。しかし、通常の葬儀と同様に、式場や火葬場の利用料、手配した司会者や葬儀社のスタッフの人件費は必要です。

また、演出の内容によっては、費用が高くなるケースもありますが、工夫することで費用を抑えて満足度の高い葬儀ができます。

自由葬についてよくある質問

自由葬とは何ですか

自由葬は、亡くなった人の希望や家族の想いを尊重し、一般的な葬儀形式にとらわれずに自由に行う葬儀のことです。

一般的な葬儀との違いは何ですか

一般的な葬儀では、決まった流れや儀式があるのに対して、自由葬は自由度が高く、お花や棺桶、場所などを自由に選ぶことができます。

自由葬のメリットは何ですか

自由葬のメリットは、コストが抑えられることや、亡くなった人や家族の意向に合わせた葬儀を行うことができる点が挙げられます。また、自分自身が事前に自由葬を希望しておくことで、家族が迷惑をかけずに済むこともあります。

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