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病院で亡くなった後に進める葬儀の手続きや流れ

病院で亡くなった場合の手続きや、病院で亡くなってから葬儀社を決めるタイミングや、病院から紹介された葬儀社に依頼するメリットやデメリット、遺族が決めるべきことなどについても解説します。

この記事を読むことで、病院で進める葬儀についての基礎知識を身につけることができ、葬儀をする際の手続きや費用の把握に役立ちます。

病院で亡くなった後の葬儀までの流れ

医師による死亡宣告

医師による死亡宣告とは、医師が患者が死亡したと判断し、家族などに伝えることです。病院での死亡は、医師による死亡宣告が必要です。

死亡宣告を行うためには、心肺停止や脳機能の停止などをもって死亡を判定する必要があります。死亡宣告の際には、医師が診断書を作成し、家族に渡すことが一般的です。

看護師によるエンゼルケア

看護師がエンゼルケアを行い、潔で穏やかな状態でお見送りできるようにご遺体を清潔にし、口を閉じ、目を閉じるなど、ご遺体を整えます。

ご遺体の安置場所の決定

ご遺体を一時的に安置する場所が必要です。ご遺体を安置する場所は大きく3つあります。自宅、斎場・葬儀社の安置室、そして民間業者の安置所です。安置場所毎に注意点や費用感、そしてメリット・デメリットがあります。

故人様が病院で亡くなった場合は、ご遺体を安置する場所が限られ、長くても2〜3時間以内に故人様のご移動をしなければいけません。ご家族がすぐに搬送の手続きを行うことが望ましいです。

葬儀社の手配

葬儀社にご遺体の引き取りや葬儀の手配をお願いする必要があります。適切な葬儀社の選定が大切です。葬儀の手配は故人が亡くなってすぐに行うのが得策であり、葬儀場や火葬場の予約が必要なため早めに手配することが重要です。

医師から死亡診断書の受け取り

葬儀社に必要な死亡診断書は、医師から受け取ります。この書類を元に葬儀の手続きが進められます。

病院の清算

病院に入院していた場合、医療費の清算が必要です。病院によっては、清算に時間がかかる場合があります。そのため、遺体を搬送する前に、事前に病院との清算方法について確認することが大切です。

後日、請求書が届き、医療費や入院費などを清算することも病院によっては可能です。

病院からご遺体を搬送

病院からご遺体を搬送する手配が必要です。ご家族が搬送の手続きを済ませ、病院がその手続きに基づいて搬送を行います。ご遺体の搬送には距離に応じた費用がかかります。

一般的には10キロメートルまでの距離であれば、一律の費用が設定されていることが多く、それ以上の距離になると費用が高くなる傾向があります。

ご遺体を安置

ご遺体を安置する場所は、葬儀社が用意する斎場、自宅など様々です。家族の意向を尊重し、適切な場所を選ぶようにしましょう。

親族、会社に連絡

親族や故人が所属する会社、遺族の会社に故人が亡くなった旨の連絡をします。

親族など親しい人には電話で伝え、通夜や葬儀の詳細が決まったらあらためてメールやLINEで知らせましょう。

会社に連絡する際は、葬儀に参列するために休暇を取得する手続きが必要になる旨、休暇の期間や帰社予定日など、必要な情報のみを伝えるようにしましょう。

葬儀会場と日程の決定

病院での死亡者の葬儀は、通常、葬儀社が手配を担当します。まずは葬儀会場と日程を決定することが必要です。会場は故人の希望や家族の意向、葬儀社の提案などを踏まえて決めます。

また、日程については葬儀社に相談し、親族などに十分な時間を与えられるようにすることが大切です。

菩提寺へ連絡

病院で亡くなった方が仏教徒である場合、葬儀の際には菩提寺にも連絡する必要があります。菩提寺には、通夜や葬儀の法要などを執り行っていただくためです。

菩提寺がない場合は、仏式に則った葬儀を行うこともできますが、その場合は、葬儀社に相談して、寺院を探すことが必要です。

親族などへ葬儀の連絡

通夜や葬儀の日程や会場などが決まったあと、親族や身近な人に葬儀の案内を行います。葬

その際には、葬儀の日程や会場、葬儀に必要な持ち物などを伝えましょう。

湯灌・納棺の儀

病院での死亡者の葬儀には、湯灌(ゆかん)・納棺(のうかん)の儀式があります。湯灌は、死者の遺体を清めるための儀式であり、納棺は、遺体を棺に納める儀式です。

葬儀社が手配を行ってくれますが、家族や身内が参加することもできます。

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病院で亡くなってから葬儀社を決めるタイミング

病院から紹介された葬儀社は断れる

病院での手続きや死後の処置の中で、葬儀社が紹介されることがありますが、病院から紹介された葬儀社に決める必要はなく、自分の希望に合った葬儀社を選ぶことができます。

断る際は、「もう決まった葬儀社があります」と伝えれば結構です。ただし、しつこい営業に注意が必要であり、自宅までの搬送だけでもと言われた場合には、他の葬儀社を探すことがおすすめです。

病院から紹介された葬儀社に依頼するメリットとデメリット

病院で紹介された葬儀社に依頼すると、自分で葬儀社を探す手間が省けます。また、病院と提携している葬儀社は信頼性が高く、手続きもスムーズに進むことが多いとされています。

しかし、病院から紹介される葬儀社は必ずしも1社とは限らず、提携する葬儀社が複数ある場合があるため、価格やサービス内容を比較することが重要です。

また、病院から紹介される葬儀社は、病院が選んだ葬儀社であるため、自分や亡くなった人の意向に沿わないことがあるため、自分で探すことをおすすめします。

さらに、病院から紹介される葬儀社は、自分で探して利用する葬儀社よりも高額であることが多いことも覚えておきましょう。

葬式をするにあたって遺族が決めるべきこと

葬式前には、ご遺体の安置場所の選定や、葬儀業者の選定、宗教・宗派の確認、会葬者への連絡、喪主や遺族の弔辞の作成などが必要です。

喪主の決め方や役割についても理解しておくことが大切です。

病院で亡くなってからの手続きについてよくある質問

病院で亡くなってからどのような流れで葬儀が進められますか

病院での死亡宣告やエンゼルケア、ご遺体の安置場所の決定、葬儀社の手配、医師から死亡診断書の受け取り、病院の清算、病院からご遺体を搬送、ご遺体の安置、親族や会社への連絡、葬儀会場と日程の決定、菩提寺への連絡、親族や知人への葬儀の連絡、湯灌・納棺の儀などがあります。

病院から紹介された葬儀社に依頼するメリットは何ですか

病院と葬儀社との連携がスムーズになるため、手続きが簡単になることです。

葬式をするにあたって、遺族が決めるべきことは何ですか

葬儀会場や日程の決定、葬式のスタイル(家族葬・一般葬)、遺影の選定、お布施の準備、飲食物の手配、葬儀に参列する人の招待状の作成、お悔やみを伝える言葉の用意、親族や知人への感謝状の作成などがあります。

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