浄土真宗真宗大谷派で、所属寺院(菩提寺)がある門信徒(檀家)なら2万円で祖壇納骨に納骨ができます。
納骨の注意事項
大谷祖廟に納骨できる条件は原則として「浄土真宗真宗大谷派」であることと、「所属寺院(菩提寺)」があることです。
浄土真宗真宗大谷派に属していない場合は原則として西本願寺で紹介される寺院の門信徒になる必要があります。
東本願寺の近くで選ばれてる寺院
京都府京都市左京区岩倉幡枝町91 |
京都府京都市上京区一番町107 |
ハカシルコメント 費用を抑えたい場合、妙満寺には1霊5万円の永代供養と納骨堂があります |
ハカシルコメント 複数人数の遺骨を合祀する場合、教法院なら制限なく遺骨を合祀できる合祀墓があります |
東本願寺大谷祖廟 | |
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住所 | 〒605-0071 京都市東山区円山町477 |
アクセス | 祇園四条駅からバスと徒歩で11分 |
経営主体 | 寺院墓地(浄土真宗) |
もくじ(メニュー)
永代供養のお墓の種類には、合祀墓・個別墓といった屋外に建てる永代供養墓、墓石の代わりに樹木を墓標として故人を供養する樹木葬、屋内に遺骨が収蔵できる納骨堂があります。
永代供養は、寺院や霊園が遺骨を預かり永代にわたって管理・供養する方法をいいますが、大谷祖廟では故人を供養するための永代供養ではなく、納骨と永代経(=永代読経)がおこなわれます。永代経は、永代供養と混同されることがありますが、永代経は永代供養と違いお経を読むことを指し故人の供養とは異なります。
東本願寺の宗派である浄土真宗では、亡くなるとすぐ成仏するため、故人が無事に成仏することを願っておこなう「追善供養」(ついぜんくよう)は不要と考えられているためです。
大谷祖廟では永代供養はおこなわれませんが、納骨と、仏さまの教えであるお経が永代にわたって、存続・繁栄することを願って受け継がれる法要として永代経がおこなわれます。
浄土真宗「真宗大谷派」の本山である東本願寺で納骨と永代経がおこなわれるのは、東本願寺の飛地境内(とびちけいだい)である大谷祖廟です。
大谷祖廟の本山納骨および永代経にかかる費用は浄土真宗の門信徒であれば2万円以上、浄土真宗の門信徒以外であれば4万円以上かかります。
永代経の回数の違いによって本山納骨および永代経にかかる費用がことなります。
合葬プラン 安置方法:合祀 安置期間:– |
1 名 |
4 万円~ |
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管理費:0円 |
大谷祖廟における納骨と永代経には特別(15万円以上)、1種(10万円以上)、2種(7万円以上)、3種(4万円以上)、4種(2万円以上)と5つの種別があって、種別によって費用(志納額)と永代経の回数が異なります。くわしくは、種別ごとに異なる永代経の回数をご確認ください。
4種は真宗大谷派に属する方のみお申込できます。
なお、2022年7月より大きな容器(高さ15㎝×直径9㎝を超えるもの)で納骨される場合は、1種~4種で費用が2万円加算となり、1種(12万円以上)、2種(9万円以上)、3種(6万円以上)、4種(4万円以上)となります。
国籍 | 宗派 | 引越納骨 | 檀家義務 | 生前申込 |
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– | 不問 | 可能 | あり | 可能 |
大谷祖廟に納骨できる条件は原則として「浄土真宗真宗大谷派」であることと、「所属寺院(菩提寺)」があることです。
浄土真宗真宗大谷派に属していない場合は原則として西本願寺で紹介される寺院の門信徒になる必要があります。
支払い方法 | 納骨時に「ご志納金」として納める |
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分割払いの対応 | – |
空き状況 | – |
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安置方法 | 合祀 |
埋葬方法 | – |
安置場所 | 屋内 |
安置期間 | – |
安置期間経過後 | – |
供養方法 |
■特別:毎月の命日に永代経。祥月命日に案内状あり。 ■1種:毎月の命日に永代経。祥月命日に案内状あり。 ■2種:祥月命日と彼岸会に永代経。 ■3種:彼岸会に永代経。 ■4種:永代経はなし |
継承者の有無 | – |
遺骨の最大収容人数 | 制限なし |
お墓の耐震性 | – |
区画面積 | – |
ペットと埋葬 | – |
【備考】
ご遺骨はお返しできません。また、親族のお問い合わせにより納骨の有無のほか、納骨日や種別を開示する場合があります。
種別ごとに異なる永代経の回数
特別と1種では毎月の命日に、2種では故人が亡くなった日である祥月命日と彼岸会に、3種では彼岸会において、永代経がおこなわれます。4種は納骨のみで永代経はおこないません。
2種と3種における彼岸会の永代経は、春の彼岸会には1月~6月が命日にあたる方、秋の彼岸会には7月~12月が命日にあたる方が対象となります。
毎月の命日に永代経をおこなう特別と1種は、永代経法要の案内状が、納骨の翌年から10年間、祥月命日に送られます。
種別 | 永代経 | ||
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祥月命日 | 毎月の命日 | 彼岸会 | |
特別 | |||
1種 | |||
2種 | |||
3種 | |||
4種 |
特別とそのほかの違い
特別では、永代経において御当家関係者のみでお参りいただける「別座読経」となり、1種~4種は、ほかのお申込者と一緒にお参りいただく「一座読経」となります。
そのため、特別と1種ではいずれも祥月命日と毎月の命日に永代経がおこなわれますが、特別では御当家関係者のみ、1種ではほかのお申込者と一緒におまいりいただきます。
見学可能な曜日 | ||||||
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月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
見学ができる時間帯 | 受付時間 8:45~11:30 12:45~15:30 |
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東本願寺 大谷祖廟では納骨や読経について予約はなく随時ご案内となっております。
また、見学後、別の寺院(霊園)をご希望される場合は、ご希望に沿う寺院(霊園)をご案内します。
実際に見学をして、雰囲気などが気に入りましたら契約をします。
持ち物
・ご遺骨
・納骨申込書(東本願寺のホームページにございます)
・ご志納金
念珠・略肩衣をお持ちの方はご持参いただき、ご仏事にふさわしい服装でお越しください。
受付時間
・午前の部 8:45~11:30
・午後の部 12:45~15:30
14:30~15:00は、本堂において毎日永代経法要をおこないます。そのため、14:00~15:00は納骨及び御廟経・茶所経のご案内は休止となります。
受付から納骨まで
受付終了後、順次ご案内となり、お呼び出しから納骨終了までは20分~30分が目安です。
①受付
②お呼び出し
③本堂にて読経
④御廟にて読経・納骨
毎年9月27日から28日までは大谷祖廟報恩講がおこなわれるため、26日午後から28日までに納骨される場合は、御廟ではなく茶所仏間にて読経後、ご遺骨は大谷祖廟事務所での預かりとなり、29日に親鸞聖人御廟所へ納骨となります。
参拝におけるお願い
感染病対策として、各所にアルコール消毒液を設置していますので消毒のご協力をお願いします。また、境内の待機スペースは限られていますので大人数と発熱などで体調がすぐれない方は参拝をおひかえください。
大谷祖廟は多くの緑あふれる落ち着いた境内で、「東大谷」とも呼ばれています。
親鸞の墓所として多くの参拝者が訪れ、仏花が供えられています。春と秋のお彼岸、お盆、年末年始の期間には、供えられた仏花で仏さまの言葉を花文字で作る「花文字伝道」の行事があります。
開門・閉門時間 | 5:00~17:00 |
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参拝・拝観ができる時間 | 5:00~17:00 |
トイレ | 喫煙所 | 休憩スペース | 会食施設 | 法要施設 |
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水場 | 売店 | 車いすの用意 | 障がい者用トイレ | 車いすでの参拝 |
ごみの処分箱 | 管理人駐在 | 防犯カメラ・見回り | 駐車場 | バリアフリー |
9:00~16:00は、大谷祖廟の奉仕団体である「大谷講」にて「仏花等」の供物販売がおこなわれています。
永代経法要は、毎日14:30~15:00まで、大谷祖廟の本堂においておこなっています。
住所:京都市東山区円山町477
最寄り駅 | 手段 | 所要時間 |
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祇園四条駅 | バス+徒歩 | 11分※1 |
タクシー | 5分 | |
京都河原町駅 | バス+徒歩 | 14分※1 |
タクシー | 5分 | |
京都駅 | バス+徒歩 | 28分※2 |
タクシー | 15分 |
※1「祇園バス停」で下車
※2「東山安井バス停」で下車
最寄りIC | 手段 | 所要時間 |
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京都東IC | 車 | 20分 |
駐車場は、高齢者や身体の不自由な方のために整備されており、利用時間は8:30~16:30(入庫は16:00まで)です。収容台数はわずかなため、公共交通機関やタクシーでの参拝をお願いいたします。
4月1日~8日 | 花まつり | 釈尊(お釈迦様)・親鸞聖人のご誕生を祝う御仏事。期間中は、草花で飾った小さなお堂「花御堂」の中に小さなお釈迦様を安置して本堂前に設置される |
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8月1日~5日 | 暁天講座(ぎょうてんこうざ) | 「暁天」は明け方の空のことで、早朝に著名人や僧侶の話を聞くことができる夏の風物詩のひとつ |
8月14日~16日 | 東大谷万灯会(ひがしおおたにまんとうえ) | 夜の涼しい時間帯にお盆参りができるように足元を照らす提灯を灯したことが始まりで、18時ごろから約1万個の提灯がともる |
9月27日~28日 | 報恩講(ほうおんこう) | 浄土真宗の門徒に、1年間で最も大切にされている仏事。開祖親鸞の命日の前後に報恩感謝する |
毎月13日と28日 | 大谷祖廟定例法話 | 大谷祖廟本堂における法話 (8/13・9/28・11/28・12/28を除く) |
年4回 | 花文字伝道 | 親鸞聖人のお墓所「御廟」(ごびょう)に供えられた仏花を用で花文字を作り、その言葉の解説文を配布 (春秋彼岸・8月の盂蘭盆会・年末年始の期間) |
日本の仏教は18の宗派にわかれていますが、浄土真宗は日本で多く信仰される宗派です。
平安時代に親鸞によって開かれ、自分の悪い行いを自覚し仏さまにすがることで極楽に行けるという教えであったため、身分の高低にかかわらず多くの人に信仰されるようになったとされています。
親鸞が1262年に90歳で亡くなってから10年後、廟堂が建てられて親鸞の御真影像(肖像)を安置したのが、本願寺のはじまりといわれています。また、「本願寺」となったのは第3代覚如上人のころで、その前は真宗本廟といわれていました。寺号を名乗るようになってから、親鸞の御真影像が安置されている廟堂と、本尊である「阿弥陀如来」を安置する本堂との両堂形式となっています。
その後、御廟が今の地に移され(大谷祖廟)、親鸞の御真影像がある東本願寺は教えを聴聞する根本道場となり現在に至っています。
浄土真宗は10の宗派に分かれており、東本願寺は真宗大谷派の本山です。「お東さん」とも呼ばれて親しまれていますが、同じ京都市内に「お西さん」と呼ばれ、浄土真宗本願寺派の本山である西本願寺があります。
「本願寺」はもともとひとつの寺院でしたが、戦国時代に織田信長との戦いをやめるか抗戦するかで対立した、長男と三男による内部争いにより東西に分裂。第11代宗主であった顕如(けんにょ)のあとを継いだのは三男の准如(じゅんにょ)で、抗戦を主張した長男の教如(きょうにょ)は、徳川家康によって与えられた地に東本願寺を開きました。
ただし対立構造があったのも昔のことで、1968年には10派の協力のもと真宗教団連合が結成され、各宗派間で、情報交換や事業交流が進められています。
東本願寺 大谷祖廟では納骨と永代経がおこなわれ4万円~15万円の費用がかかります。費用の違いは永代経の回数の違いです。くわしくはこちら。
見学は、東本願寺 大谷祖廟の受付時間(8:45~11:30/12:45~15:30)内で見学ください。くわしくはこちら。