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伝統的な日本のお墓の五輪塔に込められた意味!

五輪塔とは、伝統的な日本のお墓の一種で、五つの石を積み重ねた形をしています。五輪塔は、先祖や亡くなった人の魂をなぐさめるために作られたものといわれています。

五輪塔とは?五輪塔の種類

五輪塔は、石が積み重なって塔の形になっているお墓のことで、長い歴史があります。故人が成仏できるように導いて、故人の魂を救うために最適なお墓の形といわれています。

五輪塔は密教の教理にもとづいて作られた形で、上から空・風・火・水・地という五大を表現していて、主に供養塔やお墓として使われています。五輪塔で故人を供養することによって、故人は宇宙に還元されるため、極楽浄土に往生するといわれています。

五輪塔の形の理由

五輪塔は、真言宗を繁栄させた覚鑁上人が書いたとされる「五輪九字明秘密釈」を仏塔にして体現したもので、空・風・火・水・地の五つの元素(五大)を表現しています。

五輪塔の形状は、上から宝珠形の空輪、半月形の風輪、三角形の火輪、円形の水輪、方形の地輪で表されています。空輪と風輪は1つの石で、他の部分はそれぞれ別の石で作られることが多いです。

石塔タイプ

石塔タイプの墓石は、縦長の直方体の石材がメインで、「先祖代々の墓」や「○○家の墓」などと文字が彫刻されていることが多いです。このタイプの墓石は日本人にとってなじみがあり、「お墓」をイメージするとこのタイプを思い浮かべる人が多いです。現在のお墓のように石造りで作られ、文字が彫刻されているのが特徴です。

宝篋印塔(ほうきょういんとう)タイプ

宝篋印塔は、供養塔や墓碑塔で使われる仏塔の一種で、中国から日本に伝来して発展した塔です。五輪塔と一緒に、平安時代以降に多く造られて、多くの遺品が残されています。

一般的に上から「相輪」「笠」「塔身」「基礎」「基壇」で構成されて、笠の四隅には「隅飾」と呼ばれる突起があるのが特徴です。また、お釈迦様の骨をおさめた卒塔婆をかたどっていると言われていて、お寺によく見られる三重や五重塔も同じだといわれています。

五輪塔の歴史

五輪塔は、平安時代の後半から造立が始まって、鎌倉時代以降は、供養塔・墓塔として造られていました。

五輪塔は、古風な刷毛書き梵字や、各輪に施された装飾が特徴的で、宝塔を連想させる特殊な形態です。浄土教の教えに基づいて造られていて、浄土教が流行した平安時代の中期以降に、人々に普及していきました。

五輪塔に込められた意味

空・風・火・水・地の五つの元素(五大)がある五輪塔で故人を供養することで、最終的に宇宙に還元されて、現世を去って仏の浄土に生まれるとされています。

また、五輪塔を開眼供養することで、識が加わるため、五大の元素が六大の元素になり、人間が成立するとされています。

五輪塔と一般墓の違い

一般的なお墓とは形が異なりますが、本質的な意味は同じでなので、納骨方法にも大きな違いはありません。

ただし、一般墓には墓石の中央にある水鉢を外して納骨するタイプのお墓があって、五輪塔にはそれに相当する部分はありません。五輪塔は、誰か特定ができないかたや、御先祖様を対象に祀ることがほとんどですが、お墓をたてたものの、納得いく形にならなかったり、そもそも五輪塔をお墓として使いたいと思っていた方に選ばれています。

五輪塔を建てるのにかかる費用

五輪塔は、和型の墓石以上に費用がかかります。費用は五輪塔の種類、墓石のサイズや石材、彫刻によってちがって、標準型五輪塔は50万円から、現代型五輪塔は35万円から、古代型五輪塔は75万円から、一石五輪塔は30万円からが相場となっています。

五輪塔が完成するまでの期間

五輪塔は、一般的な墓石に比べて、形状が異なっていますが、本質的な意味は同じです。五輪塔は、発注してから2〜3ヶ月程度で建立することができます。

その間には、海外で加工を行うことが多いです。ただし、中国のお正月「春節」前後の1〜3月にかけては、職人が連休を取得したり、工場を退職することが多いため、納期が遅れる可能性があります。

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