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なぜ沖縄のお墓が大きい?沖縄のお墓を解説

沖縄のお墓が大きい理由には、沖縄独自の文化や伝統が根底にあります。沖縄には、破風墓や亀甲墓、掘り込み墓など、普通とは異なる墓形式が存在します。

沖縄ではお墓参りをする際にも特有のしきたりがあり、親族全員が集まり、盛大に行われることが多いです。沖縄のお墓は、文化や伝統を反映した大きな形式の墓が多いため、値段も高くなっています。

沖縄のお墓が大きい理由

沖縄のお墓は、一般的な日本のお墓に比べて大きなサイズを特徴としています。お墓の大きさは小型のもので5㎡から、大型のものになると30㎡にもなります。これは、沖縄の気候に合わせて設計され、雨期や台風の季節に対応するために頑丈な土台と屋根を作ることで、お墓が倒れたり、痛んだりしないよう考慮して作られているためです。さらに、沖縄の風葬文化や父系親族全員の遺骨を埋葬する伝統的な門中墓の風習で先祖を敬う意識が根強くあるため、代々骨壺を納骨していく文化があるからともいわれています。

そのほかに、故人を供養するために、親族や家族、故人とゆかりのある人が集まってお墓の前で宴会をする清明祭のために、スペースが必要だからというのも理由のひとつです。

沖縄のお墓の種類

破風墓(はふうぼ)

破風墓は、沖縄の伝統的な墓の中でも特に高貴なイメージを持ち、その特徴的な三角形の屋根が印象的です。当時の王室だけが造ることを許されており、その高貴なイメージは今も変わらないです。 破風墓は、山形の板が付いている側面を「破風」と呼び、雨や風の吹きこみを防ぐ役割を担っています。破風墓は、戦後以降はコンクリートを流し込む方法で造られるようになりましたが、伝統的な石積みの技法で造られる場合もあります。破風墓は沖縄の風土や文化に根ざした墓であり、沖縄の文化を感じることができます。

亀甲墓(きっこうばか)

亀甲墓は、沖縄特有のお墓の一種で、山の斜面や崖などから掘り出し、入口部分を石や漆喰で塞ぐ方法で造られています。そのため、お墓の奥部分は山の斜面や崖の中に埋まっている状態になります。特徴的なのは、お墓の屋根部分が亀の甲羅の形に似ていることで、「亀甲」と呼ばれています。亀の甲羅の形をした屋根の下に墓室があり、墓室には蔵骨器が収められています。亀甲墓は、沖縄に伝わる古い文化を感じることができ、観光客にも人気のスポットとなっています。

掘り込み墓

沖縄における掘り込み墓は、1600年代に登場し、風葬という習慣に対応するために造られたものです。風葬とは、遺体を洞窟や岩陰に安置し、風化した後、きれいに洗骨を行なって納骨する習慣です。そのため、一定期間遺体を安置できる大きな敷地が必要だったため、掘り込み墓が登場しました。掘り込み墓は、砂岩に横穴を掘って造られ、山や崖などの人目に付かない場所に遺体を安置し、数年間放置して白骨化するのを待ちます。白骨化した後は、一族の女性が洗骨を行い、大きめの骨壺に入れます。現代の沖縄においても、掘り込み墓は見られることがあります。

沖縄でのお墓参りの仕方・しきたり

沖縄でのお墓参りには、伝統的なしきたりがあります。お墓参りをする前には、まず「ヒジャイガミ様」へのお報告とお供えを行います。妊婦や新築家族は、お墓に近づくことは避けられるとされています。遺骨を納骨する際にも、同じ干支の人は同席を避けます。新しい遺骨は、お墓を守る番人として入り口に近い場所に置かれます。また、沖縄では、年中行事以外にお墓参りをすることは、周囲の霊魂に寂しい想いを抱かせないように避けられる傾向にあります。

沖縄のお墓参り・3つの行事

沖縄では、年中行事となっているお墓参りが、親族中が集まり、盛大に行われるのが特徴です。その中でも、3つの行事が重要な役割を担っています。それは、宮古島などの離島地域で新年早々の旧暦1月16日に行われる「十六日」、本島中南部で春の四月下旬から五月に行われる「清明祭」、そして、全土で沖縄のお盆を知らせるために旧暦7月7日に行われる「七夕」です。これらの3つの行事は、沖縄のお墓参りの年間行事となっており、家族や地域の人々が集まり、故人を偲ぶことで、家族の絆を強めることができます。

沖縄のお墓参りで必要なアイテム

沖縄のお墓参りには、供養のために使われる「ピンシー」という道具の入った木箱や「ウチカビ」という紙の束、「ヒラウコー」と呼ばれるお線香などが必要になります。

「ピンシー」は横幅20cm程度の携帯用御願セットの木の箱で、お酒やお米、お塩などを入れることができます。「ウチカビ」は「打ち紙」のことで、天国で使用するお金のような役割を持ちます。「ヒラウコー」は沖縄のお線香で、全国的に利用されている一般的なお線香とは異なり、平べったい形状になっているのが特徴です。これらがお墓参りに必要なアイテムです。

沖縄のお墓の値段の相場

個人墓地でお墓を建てる時の相場

お墓を建てるには、土地代と墓石代がかかりますが、個人墓地は、自分が持っている土地でお墓を作るので、基本的には墓石代のみがかかり、お墓をどのようにするかによって値段が変わります。

墓石代については、近年では、コンパクトなお墓の需要が増えており、骨壷の数としては300万円前後で10柱くらいの広さのお墓が建てられることが多いです。個人墓地には、自由なデザインや大きさのお墓にできるという魅力があります。

霊園でお墓を建てる時の相場

霊園においては、永代使用料(土地代)、お墓代金(墓石代)、管理料の3つが発生します。永代使用料(土地代)は一般的に70万円から80万円程度が平均相場です。

お墓費用は石の大きさやデザインによって異なりますが、沖縄の伝統的な大きなお墓は300万円から500万円程度が相場となっていて、本土よりも高い相場となっています。

管理費は年間管理費として5,000円から3万円程度が必要になります。本土とくらべて、費用は高い傾向にあるので、費用面を考慮して建てる必要があります。

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