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塔婆料の相場や包み方・渡し方の基本を解説

「塔婆料って何?」
「卒塔婆料の費用はいくら?」

といった問い合わせを沢山頂きます。

この記事では、塔婆料とは何か、塔婆料の相場と塔婆料の包み方のマナーや塔婆料の渡し方、注意点などについて解説します。法事に参列する前にこの記事を読み参考にしてください。

塔婆料とは

塔婆料とは

塔婆料(とうばりょう)は、塔婆に氏名などを記載してもらう際、寺院に支払う記載料のことです。

塔婆は、故人や先祖の供養のために使われる薄く平べったい板で、墓地に行くとお墓のうしろに立てられているのを見たことがある人も多いでしょう。

塔婆には、故人や先祖の戒名や願主の名前などを書き、本堂やお墓に立てかけます。塔婆の由来は、死者供養に塔婆が使われるようになった理由がわかります。立て方についても説明します。

塔婆を建てる意味

塔婆は、卒塔婆や塔婆とも呼ばれ、故人や先祖の供養のために使用される薄く平べったい板のことです。

墓地に行くとお墓のうしろに立てられているのを見たことがある人も多いでしょう。塔婆には、故人や先祖の戒名や願主の名前などを書き、本堂やお墓に立てかけます。

立てる意味は、追善供養の意味があり、亡くなった人の命日に法事を行い、生きている人が善行をすることによって、故人の善行にもなり、それが巡って自分に戻ってくるという考えです。

これは「亡くなった人へのお手紙」という表現にするとわかりやすいかもしれません。

卒塔婆は仏塔の簡略化したものであり、五輪塔などと同じく仏教の宇宙観である五大(空・風・火・水・地)が表されています。

塔婆を建てる時期

塔婆を建てる時期には決まりはありませんが、節目の法要(一周忌や三周忌)や月命日、お盆やお彼岸に合わせて新しくすることが多いです。

先祖を供養するためのものなのでいつ立ててもよいとされています。しかし、習慣的には命日や年忌法要、春秋のお彼岸などに用意する方が多いでしょう。

地域やそのご家庭の文化の違いによっては、お墓参りの度に立てるという方もいらっしゃるでしょう。

塔婆料の相場

塔婆料の相場

塔婆料の相場は、塔婆1枚につき、2,000〜1万円程度です。地域や宗派によっても違うので、具体的な金額に関しては前もって寺院に確認することをおすすめします。

塔婆料は、塔婆本体の費用、表面に戒名などの文字を書いてもらう費用、そして塔婆供養の費用も含まれます。

塔婆料は塔婆を建てる当日に支払うのが一般的で、1本につき3,000円から10,000円くらいです。

塔婆料はお寺に聞く

塔婆料の費用は、相場はあるものの、お寺によって異なります。お布施とは違って1本あたりの費用が決まっているので、申し込みの際にはお寺に確認しておくことをおすすめします。

寺院の公式サイト上で確認できる場合もありますが、寺院がサイトを運営していない場合や、塔婆料を公開していない場合もあります。

その場合には、法事をお願いする寺院に塔婆料について聞いても失礼に当たりません。

塔婆料の包み方

白封筒に入れる

塔婆料は、寺院に故人や先祖の戒名や願主の名前を記載してもらう際に支払う費用です。それを白の封筒に入れ、「御塔婆料」と願主の名前、施主の住所を記入し、裏面に「金〇〇円」と書いて寺院に渡す方法が一般的です。

奉書紙に入れる

一番丁寧な渡し方は奉書紙に入れてお渡しすること。半紙でお金を包み奉書紙で包んで僧侶にお渡しすることが丁寧な渡し方です。

しかし、現在では白封筒に入れて渡すケースも多くなっています。

塔婆料の表書き

塔婆料を入れる封筒の表書きには「塔婆料」、「塔婆代」など、塔婆の代金だとわかるように書いてある必要があります。「お布施」と書いても問題はありません。

ただし、地域やお寺様によっては書き方に決まりがあることもあるため、不安な場合はお寺様に確認することをおススメします。

塔婆料の中袋書き

中袋にはいくらお金が入っているか「金〇〇円」書きます。

塔婆料の裏書き

塔婆料を入れる封筒の裏には、塔婆料を入れた名前と住所を書いてください。封筒の中にお金を入れる場合は、封筒を閉じる必要はありませんが、お金を中袋に入れる場合は、封筒を閉じてください。

塔婆料を渡す流れ

1.事前に塔婆料の金額を確認する。塔婆料の金額はお寺によって異なります。事前にお寺に問い合わせて、必要な金額を確認することも大切です。

2.お金を入れて表書き・中書き・裏書きに記載した内容に間違いがないか確認して封筒を閉じる。

3.法要が終わったあとに僧侶に渡します。

塔婆料とお布施の違い

塔婆料の意味

塔婆料は、葬儀の時に祭壇脇に飾るお花のようなもので、お寺によって金額が決まっていることが多いです。塔婆料とお布施は別々に包んで、お寺に渡すのが一般的です。

ただし、お寺によっては一緒に渡しても問題ないこともあるので、わからない場合はお寺に聞いて確認しましょう。

お布施の意味

お布施は、故人を供養してくれる僧侶にお礼として納めるものです。そのため相場はなく、施主主が支払える範囲でお寺へのお礼の気持ちをお金として包みます。

塔婆料の注意点

塔婆は誰が用意するか確認

お寺が塔婆を用意してくれることもあります。しかし、お寺によっては施主が自分で塔婆を用意してお寺に持って行く場合もあります。

そのため、事前にお寺へ確認して、塔婆を誰が用意するべきか聞くことが大切です。

塔婆をお墓に何本建てられるか確認

塔婆を立てる場所によって本数も変わります。そのため、何本建てられるか事前に確認するようにしましょう。

しかし、最近では墓石の横にも塔婆を立てることができる場所もあり、立てられる本数は1本から3本程度です。

浄土真宗では塔婆を建てない

供養を依頼する予定のお寺が浄土真宗の場合は塔婆供養は行われません。浄土真宗は他の宗派と違って、亡くなれば即成仏の考えがあるため、塔婆供養はありません。

塔婆料についてよくある質問

塔婆料について教えてください

塔婆料(とうばりょう)は、塔婆に氏名などを記載してもらう際、寺院に支払う記載料のことです。

塔婆を建てる意味について教えてください

立てる意味は、追善供養の意味があり、亡くなった人の命日に法事を行い、生きている人が善行をすることによって、故人の善行にもなり、それが巡って自分に戻ってくるという考えです。

塔婆を建てる時期について教えてください

塔婆を建てる時期には決まりはありませんが、節目の法要(一周忌や三周忌)や月命日、お盆やお彼岸に合わせて新しくすることが多いです。

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