仏壇の値段相場と仏壇選びのポイントを解説
この記事では、仏壇の種類や材質、値段相場について詳しく紹介しています。
さらに、仏壇の選び方や価格を決めるポイント、費用が高くなる理由、注意点なども解説しますので、仏壇を購入する際の参考にしてください。
仏壇の種類と使用される材質と特徴
唐木仏壇の材質と特徴
唐木仏壇は、黒檀などの高級木材や東南アジアなどの輸入木材を使用した仏壇の一種です。
中国から輸入された高級木材であることから、唐木と呼ばれるようになりました。
現在では、ケヤキ、クスノキ、エンジュ、屋久杉など日本の銘木も仏壇の材料として使われています。
唐木仏壇は一般的に4段構成で、最上段に本尊、2段目に位牌、3段目に五具足、4段目に供物類が収められています。
金仏壇の材質と特徴
金仏壇は、浄土真宗の僧侶が主に使用する仏壇で、金箔や漆をふんだんに使用した豪華な仏壇として知られています。
浄土真宗の本尊は阿弥陀如来で、極楽浄土に住むと信じられている。その極楽浄土をイメージして、金箔や漆、蒔絵などの伝統工芸が取り入れられています。
浄土真宗では位牌を用いないため、金仏壇の内部は特殊な内部構造になっています。
モダン仏壇の材質と特徴
現代仏壇とは、リビングや共有スペースに置ける、最近作られた仏壇のことです。
家具調仏壇とも呼ばれ、従来の木材ではなく、ウォールナットなど、洋家具に利用される素材が利用されています。
実用性と美観を重視し、宗派の形式や指針を無視し、小さなスペースに収まるように設計された仏壇は、手入れが簡単であることが特徴です。
上置き仏壇の材質と特徴
上置き仏壇とは、台座なしで立つタイプの仏壇のことです。
下台で床から立ち上がるものとは異なり、仏壇本体で構成されています。これに対して上置き仏壇は、台や棚に載せて拝むことができる小型の仏壇である。
上置き仏壇には、金仏壇、唐木仏壇、家具調仏壇など、さまざまな工法やデザインがあります。
しかし、ほとんどが家具調のデザインなので、専用の仏間がなく、リビングなどの共有スペースに置きたい方に人気があります。
仏壇の値段相場
唐木仏壇の費用相場
唐木仏壇は、黒檀などの高級木材を使用した仏壇で、見事な木目で知られています。
無垢材仏壇、芯材入り集成材仏壇、芯材が6mm以上の無垢材仏壇、唐木の木目をシールで表現したプリント風仏壇など、さまざまなタイプがあります。
また、サイズも上置きの小型仏壇から独立した大型仏壇まで、さまざまなものがあります唐木仏壇の価格は60万円から110万円です。
金仏壇の費用相場
金仏壇は、浄土真宗でよく使用される仏壇です。大きさは三尺(約90cm)、価格は100万円から150万円程度が一般的です。
モダン仏壇の費用相場
モダンなデザインの仏壇は、インテリア向けで、フローリングの部屋にも合わせやすいのが特徴です。
サイズも様々で、素材も木やガラスなど、個性的なものが使われています。一般的に、唐木仏壇などよりもコンパクトなタイプが多いようです。
モダン仏壇の平均価格は50万円前後です。
上置き仏壇の費用相場
上置き仏壇は大きく分けて唐木、金、モダンの3種類があってサイズは16号、18号、20号がよく使われる。上置き仏壇の価格は30万円前後が一般的です。
仏壇の値段を選ぶポイント
インターネットで購入
仏壇はインターネットでも購入することができ、割引価格で購入できることもあります。販売店によっては、ポイント還元や次回以降の購入に使える特典がある場合もあります。
小さい仏壇を選択
仏壇の価格は、大きさやデザインの複雑さによって大きく異なります。そのため、小型のものやシンプルなものを選ぶことで、低価格で購入することができます。
海外産の仏壇を購入
仏壇は日本製ばかりと思われがちですが、最近は海外製の仏壇も増えています。海外製の仏壇が増えた背景には、人件費が削減され、国産品に比べて価格が安くなったことがあります。
安価な材質の仏壇選択
お仏壇の値段は、お仏壇に使われている木の種類によって大きく左右されます。
例えば、高価な木材である黒檀を使用した唐木仏壇は、価格が高くなります。
コストを抑えるには、銘木を芯にして、木目を印刷したフィルムを貼った木製仏壇を検討するとよいでしょう。
さらに、無垢材やお手頃価格のものなど、さまざまな種類の木材から選ぶことができます。
仏壇の費用が高くなる理由
仏壇のサイズ
仏壇の値段は大きさに左右され、大きいものほど高くなるのが一般的です。仏壇の形状には、棚や机の上に置く上置き仏壇と、床に置く台付仏壇があります。
最近では、ミニ仏壇、キッチンタイプ仏壇など、よりコンパクトな仏壇も登場しています。
また、壁掛け仏壇」も登場し、まだあまり普及していませんが、限られたスペースで使用できることから、認知度が上がってきています。
仏壇の様式
一般に伝統的な仏壇は高価であり、唐木仏壇は木の質や量によって価格が決まる。また、彫刻、塗装、組み立てなどの職人技のレベルによっても価格が左右されます。
金仏壇は、金箔や漆を施したきらびやかな仏壇で、主に浄土真宗で極楽浄土を象徴する仏壇として使用されている。素材と職人の技が光る、最も高価な仏壇である。
仏壇を購入する際の注意点
実物を確認する
メーカーなどが運営する通販サイトでは店舗に行かずともさまざまな仏壇の種類のなかから購入できるメリットがあります。
さらに、店舗にはない商品が手に入る場合もあります。
しかし、実際に商品を見ることができない、表示された画像と色が異なる可能性がある、販売員とリアルタイムで相談できないなどのデメリットがあります。
仏壇の専任スタッフがいる場所で購入する
仏壇の専門知識を持ったスタッフがいるお店を選ぶことが大切です。
仏壇について分からないこと、宗派ごとに選ぶ仏壇などもあるため専門知識を持ったスタッフがいると安心です。
また、仏壇を購入する際には、割引価格であることを明記していること、フリーダイヤルが充実していること、仏壇の宗派を明記していることなども選ぶ際のポイントになります。
仏壇についてよくある質問
仏壇の種類と特徴は何ですか
仏壇には唐木仏壇、金仏壇、モダン仏壇、上置き仏壇などがあります。唐木仏壇は黒檀などの高級木材を使用しており、金仏壇は金箔や漆などの豪華な装飾が施されています。モダン仏壇は現代的なデザインの仏壇で、木やガラスなどの素材が使用されています。上置き仏壇は、台座がなく本体で構成されている小型の仏壇です。
仏壇の値段相場はどのくらいですか
仏壇の値段は種類やサイズ、材質などによって異なりますが、一般的に唐木仏壇の価格は60万円から110万円、金仏壇は100万円から150万円、モダン仏壇は50万円前後、上置き仏壇は30万円前後が一般的な相場です。
仏壇を選ぶ際のポイントは何ですか
仏壇を選ぶ際には、インターネットで購入する、小さい仏壇を選択する、海外産の仏壇を購入する、安価な材質の仏壇を選択するなどが選ぶポイントとなります。また、実物を確認することや、専任スタッフがいるお店で購入することも重要です。