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火葬場・火葬炉の仕組みとロストル式と台車式の違い

火葬場と火葬炉の違い、ロストル式と台車式の違い、火葬場の様々な部屋や施設の紹介、火葬の手順やかかる時間、費用を初めての方でもわかるように重要なポイントに絞って説明いたします。

火葬炉は火葬場にある遺体を火葬する設備のこと

火葬炉は火葬場の中心的な設備で、ご遺骨を丁重かつ効率的に火葬するために使用されます。

火葬場内には、最後のお別れをするための告別室や、火葬の後処理をするための収骨室など、様々な用途の部屋がある場合があります。

火葬炉は、遺体を火葬する重要な役割を担っています。火葬技師は、覗き窓からご遺体をよく観察し、ご遺体の大きさや年齢などを考慮しながら必要な調整を行い、尊厳ある火葬を徹底して行います。

火葬場・火葬炉の仕組み

火葬炉の温度

火葬の工程には大気汚染防止法は適用されませんが、ダイオキシンの排出を最小限に抑えるための対策がとられています。

火葬時の温度を監視し、有害物質が放出されないように配慮しています。火葬の理想的な温度は “800℃以上 “です。

この温度は、有害物質の放出を最小限に抑えつつ、遺骨を完全に燃焼させるために重要な温度です。

火葬炉の温度は、その年式や機種によって異なることがあります。古い火葬炉は通常800〜950℃、新しいモデルは900〜1200℃に達することがあります。

しかし、高温すぎない正しい温度を維持することは、骨をきれいに保ち、骨壺に収まるようにするために非常に重要です。

火葬炉を扱う専門家の火葬技師

火葬技師は、火葬炉で火葬を行う訓練を受けた専門家です。遺骨が適切に火葬されるよう、炉内の温度を監視・調整するのが仕事です。

さらに、火葬後の遺骨の収集と処理、火葬場でのその他の作業にも携わることがあります。

火葬炉の種類

ロストル式

ロストル式火葬は、ロストルと呼ばれる金属製の火格子の上に棺を置き、高熱にさらすという方法です。

このスタイルの火葬は、処理時間が35分から60分と効率的であるため、都市部で広く利用されています。

ロストル式火葬炉のデザインは様々ですが、一般的には数本の横棒と棺を支える2本の長い棒で構成されています。

棺は凹部に置かれ、少し持ち上げると簡単に取り出せます。棺の底は2本の長いロッドの上部にしか触れません。

ロストルは、燃料の種類や熱出力、使用頻度などにより、時間の経過とともに曲がりや変形、ひび割れが発生することがある。

そのため、簡単に交換できるように設計されています。メーカーにより、横棒の本数やロストルの構造が異なる場合があります。

台車式

台車式は、台車と呼ばれる車輪のついた台に棺を載せて火葬する方法です。この方法は、800度から1200度の温度が必要なため、通常1時間以上かかる火葬方法です。

遺骨の保護やメンテナンスの手間を省くため、新しい火葬施設ではこの方法が一般的です。

火葬場から排出されるダイオキシン削減対策検討会アンケート調査結果によると、1998年現在、全国の葬儀場・火葬場で使用されている火葬炉の92%が台車式で、ロストル式は8%にとどまっているそうです。

このことから、台車式が国内で最も多く使用されている火葬方法であることがわかります。

ロストル式のデメリットとメリット

ロストル型の火葬方法は、火葬炉の製造コストが低いこと、棺の下に火格子があるため空気の流れが良くなること、火葬時間が早くなり燃料消費量が減ることなど、メリットがあります。

しかし、この方法には、騒音レベルが高い、燃焼プロセスの熟練した手動制御が必要、棺の挿入や灰の取り出しの際の衛生レベルが低い、などデメリットもあります。

また、火葬場で働く職員の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

こうした課題はあるものの、東京都心部など人口の多い地域では、ロストル式が効率的で、大量の火葬に対応できるため、現在も使用されています。

台車式のデメリットとメリット

台車式は、ロストル式にくらべて火葬時間が長く、1時間以上かかるのが特徴です。

これは、火葬の際に発生する有害物質が外に出ないよう、隙間を極力なくした設計になっているためです。そのため、燃焼を助けるための酸素の供給が制限され、効率が悪くなる。

しかし、台車式にはいくつかの利点もあります。それは、遺骨をそのままの形で保存することができ、また、火葬の過程で発生する臭いが、ロストル式にくらべて少ないということです。

現代の葬儀社では、この方式が一般的です。

火葬場の部屋・施設

最後の別れを告げる告別室

火葬の前に、告別室でお経をあげます。このとき、棺の蓋を一瞬開けて故人の顔を拝み、お線香をあげます。

専用の収骨室がない火葬場では、火葬後に告別室を代わりに使うこともあります。

炉前室

炉前室は、火葬炉の前室にあるエリアです。遺族の人数が限られている場合、「炉前室」と呼ばれる部屋で故人との最後のお別れをすることがあります。

このとき、亡き人の冥福を祈って線香をたき、お坊さんにお経をあげてもらうことがあります。ただし、火葬場によっては、日程の関係で読経を行わない場合もあります。

控え室

待合室は、火葬の間、お過ごしいただくための場所です。

お菓子やお茶、お弁当などの軽食を召し上がりながら、故人との思い出を語り合うことができる空間となっています。

火葬場で遺骨を引き取るまでの流れ

出棺

ご遺族または葬儀社の担当者が棺を搬送し、霊柩車に載せて火葬場へ移動します。

到着後、霊柩車は火葬場の近くに配置され、効率よく荷降ろしができるようになっています。

お車でお越しの際は、斎場または火葬場の係員の指示に従い、駐車してください。

火葬許可証の提示

火葬許可証は、役所に死亡届を提出した後、取得します。

通常、火葬許可証の取得と提出は葬儀社が行います。この書類は火葬したことを証明するもので、火葬後に公印を押す欄があり、押してもらうと埋葬ができるようになっています。

お別れの挨拶

棺は火葬炉の前に置かれ、故人の位牌や写真が飾られます。お坊さんが祈りを捧げ、弔問客は線香をあげて故人に最後の敬意を表します。

火葬の流れ

最後のお別れの後、柩は火葬炉に入れられます。火葬場のスタッフが柩を炉に移し、その様子を細かくチェックします。

ご遺骨のお引取り

火葬後、炉から灰を取り出し、収骨室や火葬炉の近くにある骨壷や容器に納めます。

このとき、遺族は遺骨の周りに集まり、骨壺を持ち、「御骨箸」と呼ばれる白木や竹の棒で順番に丁寧に骨を拾い、骨壺に納めていきます。この儀式を “橋渡し “といいます。

火葬場から骨壺と埋葬許可証が手渡され、葬儀は完了します。

火葬にかかる時間と火葬中の過ごし方

火葬にかかる時間

火葬の所要時間は様々ですが、通常1時間程度です。遺灰の回収を含めると、約2時間かかる場合もあります。

火葬は、故人が亡くなってから24時間以上経過してから行うのが原則です。通夜・告別式の後、棺を斎場から火葬場へ搬送し、火葬式を行います。

火葬中の過ごし方

火葬の間、ご会葬者は所定の待合室や控え室で、お茶やお菓子、お弁当などをお召し上がりいただけます。故人との大切な思い出を振り返る時間としてご利用ください。

火葬にかかる費用と相場

日本の葬儀費用の平均は20万円前後です。しかし、個々の葬儀社が提示する価格には大きな差があり、業者によっては30万円から40万円というところもあります。

公営火葬場

火葬の費用は、場所によって大きく異なります。例えば、東京都八王子市斎場のような市営の火葬場では、住民の火葬を無料で行っている場合があります。

一方、江戸川区の瑞江葬儀所のように、火葬に6万円以上かかる斎場もあります。

東京都では、特定の葬儀社を指定して、大人59,600円、6歳以下の子供34,500円の一律料金で「区民葬」を実施しています。

この料金には骨壷代や控室の使用料が含まれており、最終的な費用は平均的な相場よりも高くなる可能性があります。

火葬を検討する際は、相場だけでなく、法要や待合室の利用など、追加料金が発生する場合も考慮しておくことが大切です。

民営火葬場

民営火葬場の価格帯は幅広く、5万円から15万円程度が相場です。また、民営火葬場によっては、遺族の休憩スペースの利用料が別途かかる場合もあります。

注意しなければならないのは、民間の火葬場は必ずしも公営と同じサービスを提供しているわけではなく、火葬の費用にも大きな差があることです。これは、収骨室や待合室のレベルが異なるためです。

例えば、遺族が待合室や収骨室などの最高レベルを希望し、快適な雰囲気の中で故人と最後のお別れをしたい場合、費用は平均よりかなり高くなる可能性があります。

民間の火葬場を選ぶ前に、火葬の際に利用する部屋とそのレベルをよく見極めることが大切です。

火葬に立ち会うときのマナー

献花

火葬式では、正式な告別式は行わず、故人を直接火葬場へお連れします。

一般的に、花を供える場所は指定されていません。しかし、花を供えたい場合は、葬儀社に花を置く場所が指定されているかどうか確認することをお勧めします。

葬儀社によっては、手配してくれる場合もあります。

火葬中のマナー

火葬の間、喪主や親族は、決められた待合室でお坊さんや参列者をもてなします。待ち時間を快適に過ごしてもらうために、飲み物や軽食を用意しておくとよいでしょう。

火葬が昼食時に行われる場合は、食事も用意しましょう。待ち時間は、大きな声で話したり、笑ったりせず、礼儀正しい態度を保つことが大切です。

子供がいる場合は、走り回ったり、騒いだりしないよう、子供を見守ることが重要です。

心付け

謝礼とは、火葬の際にお世話になった方に感謝の気持ちを込めてお渡しする任意の金銭のことです。火葬炉や控室を担当したスタッフ、霊柩車や送迎バスの運転手などに渡すのが一般的です。

一般的には2,000円から5,000円程度が相場ですが、遠距離の場合は少し高めに渡すのが礼儀とされることもあります。

ただし、地方自治体が運営する公営の火葬場では、職員は公務員であり、贈答品を受け取ることは規則に反するため、心付けを受け取らないことに注意が必要です。

同様に、民間の火葬場でも心付けを禁止している場合がありますので、心付けを贈る前に施設の方針を確認することが大切です。

火葬炉についてよくある質問

火葬炉とはなにか教えてください

火葬炉は火葬場の中心的な設備で、ご遺骨を丁重かつ効率的に火葬するために使用されます。火葬場内には、最後のお別れをするための告別室や、火葬の後処理をするための収骨室など、様々な用途の部屋がある場合があります。

火葬炉の種類を教えてください

ロストルと呼ばれる金属製の火格子の上に棺を置き、高熱にさらすという方法、台車と呼ばれる車輪のついた台に棺を載せて火葬する方法があります。

火葬炉の温度を教えてください

火葬の工程には大気汚染防止法は適用されませんが、ダイオキシンの排出を最小限に抑えるための対策がとられています。火葬時の温度を監視し、有害物質が放出されないように配慮しています。火葬の理想的な温度は “800℃以上 “です。この温度は、有害物質の放出を最小限に抑えつつ、遺骨を完全に燃焼させるために重要な温度です。

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