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旅立ちの身支度をする湯灌のデメリット

故人の身体を清める湯灌は、最後のお別れの儀式として多くの方に選ばれています。しかし、湯灌にはデメリットも存在します。

本記事では、湯灌とは何か、エンバーミングとの違いや必要性について解説した後、湯灌のデメリットについて詳しく紹介します。

高額な費用がかかることはもちろん、遺族のトラウマを引き起こすことや、衛生面でリスクがあることもあります。

記事を読むことで、湯灌を行う際にはデメリットもしっかりと理解した上で判断することが大切だとわかります。

湯灌とは

故人をお風呂に入れて身体を清める儀式のことです。この儀式は日本の葬儀において古くから行われており、遺体を清潔にし、穢れを洗い流すために行われています。

湯灌は、身体を洗浄することで穢れを取り除き、遺体を清潔に保つことが目的であり、また、急速に進む死後硬直を緩め、ご遺体を着せ替えて、納棺をするときに支障をきたさない状態にするために行われます。

古くは、家族や地域の人々が手作業で行っていましたが、現在では専門業者や葬儀社のスタッフが行うことがほとんどです。

湯灌には、「古式湯灌」と「洗体湯灌」の2種類があります。古式湯灌は、タライに注いだ湯を逆さにして遺体を清める方法で、アルコール綿を使って体を拭くことが主流です。

一方、洗体湯灌は実際に湯船に入り、入浴を行って遺体を清めます。

湯灌の儀式にかかる時間は、1時間から1時間半ほどで、立ち会いの形式で参加することが一般的です。

湯灌とエンバーミングの違い

湯灌とエンバーミングは、両方とも遺体の処置の一種ですが、その目的や方法には多くの違いがあります。

湯灌は、現世の汚れや苦しみを洗い流すという精神的な面に重きを置いた儀式であり、主に洗体や洗髪、着付け、お化粧を施すことが主な目的となります。

一方、エンバーミングは、遺体の防腐処理や長期保存を目的としているため、精神的な要素はあまりないことが特徴です。

具体的には、遺体の消毒や体液の処理、腐敗を遅らせるための薬剤の注入などが行われます。

湯灌の必要性

ご遺族の意向や宗教観、そして業者との相談を通じて判断する必要があります。

ただし、現代においては、医療技術の発達により、感染症対策の面からアルコールを使用した「清拭」が基本となっています。湯灌を行うかどうかはご家族の判断に委ねられています。

業者によっては湯灌を勧める場合もありますが、ご遺族自身が検討し、無理をして行う必要はありません。また、湯灌には費用がかかるため、その点もご家族の判断材料の一つとなるでしょう。

湯灌には、故人を清めるという意味以外にも、死を受け入れるという精神的な意味が込められているという見方もあります。

湯灌の儀式を通じて、故人を偲び、家族や友人たちと共に故人を送り出すことができると考える方もいるでしょう。

湯灌のデメリット

費用が高い

まず1つ目のデメリットは、高額な費用です。湯灌には、湯灌師の手数料や薬品代、用具費などがかかり、5万円から10万円程度の費用が必要とされます。

この金額に開きがある理由は、湯灌の内容の違いによるもので、詳細なアフターケアや装飾、または湯灌をしながら祈祷を行う場合など、サービス内容によって料金が異なるためです。

遺族のトラウマを引き起こすこともある

湯灌を行う際には、遺族が立ち会う必要がありますが、これによって遺族のトラウマを引き起こすこともあるかもしれません。

衛生面でリスクがある

湯灌を行う際には、感染症などのリスクがあります。故人の体内には、菌やウイルスが繁殖している可能性があるため、グローブやマスクを着用し、感染症対策には十分な注意が必要です。

湯灌についてよくある質問

湯灌とは何ですか

湯灌は、故人の体を洗い清める儀式のことです。エンバーミングとは異なり、遺体に薬品を注入しないのが特徴です。

湯灌をするべき理由は何ですか

湯灌は、故人を最後のお別れに送るための儀式の一つであり、遺族や周囲の人たちが故人を清めることで、心の整理や感謝の気持ちを表すことができます。

湯灌にはどのようなデメリットがありますか

湯灌には、高額な費用、遺族のトラウマを引き起こすことがある、衛生面でリスクがあるといったデメリットがあります。特に、感染症対策には十分注意が必要です。