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佐賀県の永代供養・永代供養墓。葬儀の風習など

波穏やかな有明海と雄々しい玄界灘に挟まれた佐賀県。北には背振山脈、そして南には佐賀平野が広がって、四季を通じて比較的温暖な気候で過ごしやすいのが特徴です。古くからアジアとの交流が盛んだったこともあって、伊万里焼や有田焼、唐津焼といった焼き物のトップブランドが集まっていることでも知られています。

そんな佐賀県では、葬儀や火葬は午前中に必ずおこなうよう地域など、他県ではあまり見ることのない風習やしきたりが。佐賀県の寺院の数や葬儀事情とともに、いくつかご紹介します。

また、最近話題に上ることの多い永代供養の概要や種類、佐賀県内で永代供養を運営する施設についてもリサーチしました。気になる方はぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
  • 佐賀県の葬儀。昔から続く風習やしきたり
  • 佐賀県の寺院数や葬儀1件あたりの費用
  • 永代供養・永代供養墓の概要や種類。佐賀県内にある施設

佐賀県のお墓・葬儀事情。統計データや風習

まずは、佐賀県内にある寺院の数や代表的な寺院、葬儀一軒あたりにかかる費用などについて見ていきます。

佐賀県の寺院数

文化庁の「宗教年鑑 令和元年版」によると、日本全国にある76,930カ所の寺院のうち、佐賀県内にある寺院の数は1,074カ所。これは全国第34位で、九州・沖縄に限ると、福岡県(第10位)、大分県(第30位)、熊本県(第32位)に継ぐ順位です。

佐賀県を代表する寺院

佐賀県を代表する寺院といえば…

など、県外からも訪れる人が多い寺院があります。

佐賀県の葬儀1件あたりの費用

経済産業省の「平成30年特定サービス産業実態調査」によると、佐賀県の葬儀1件あたりの費用はおよそ120万円となります。
※「葬儀一式請負の年間売上高(百万円)/年間葬儀取扱件数(件)」で計算

全国平均の金額およそ110万円と比べてみると、佐賀県は葬儀に比較的お金をかける傾向にあるといえます。九州・沖縄の他県に限ってみても、佐賀県は一番費用をかけている長崎県(およそ128万円)に次いで高い数字です。ちなみに、一番費用をかけていないのが沖縄県でおよそ63万円。次いで鹿児島県およそ80万円、福岡県およそ86万円という順番です。

佐賀県にある葬儀のしきたり・風習

吉野ヶ里遺跡を始め、九州でも数多くの古墳や遺構が残る佐賀県。古代から発展してきた同県内には、葬儀に関しても独自のしきたりがいくつか残っているようです。その中から、代表的な風習を3つご紹介します。

枕団子の数は49個

故人の枕元にお供えする枕団子。一般的に団子の数は6つですが、佐賀県の一部地域では、49個の団子を枕元にお供えするようです。仏教でいう「四十九日の旅を終えて成仏する」という考えからこの数になったのではないかといわれています。

葬儀・火葬は午前中におこなう

佐賀県では、葬儀や火葬を午前中におこなう地域が多くあります。そのため、もし午後に亡くなった場合は、納棺をせずご遺体を安置した状態で仮通夜を営むようです。

また、葬儀をおこなった後に火葬をおこなう「後火葬」の地域と、火葬後に葬儀を営む「前火葬」の地域が混在しているのも佐賀県の特徴です。

放生とは?

佐賀県内では、仏教の「放生会(ほうじょうえ)」にちなみ、鳥を空に放ち川や池に魚を逃がす「放生」の風習がおこなわれる場合もあります。捕らえた生き物を自然に還すことで故人の徳を積むといわれています。

佐賀県でも広がりをみせる永代供養・永代供養墓

最近、「永代供養」という言葉を耳にする機会が増えていませんか?実は佐賀県内では、永代供養をおこなう施設が徐々にではありますが増えているようです。

その「永代供養」とはいったいどのようなものか、まだ知らない方も多いと思います。ここでは永代供養の概要とメリットや注意点について見ていきます。

永代供養・永代供養墓の概要

永代供養とは、故人の供養やお墓の管理を施設や寺院にお任せするしくみのことを指します。永代供養をおこなうお墓のことを、一般のお墓と区別して永代供養墓といいます。

永代供養は契約時に料金を一式支払うことで、節目ごとに寺院や施設が供養をして、またお墓の掃除や修繕などもおこなってくれます。従来のお墓に比べてご遺族にかかる肉体的・精神的負担が少なくなるのが、永代供養の大きなメリット。少子高齢化や都市部への人口流出が要因となって「お墓の後継者」に悩む人たちからも注目を集めています。

永代供養の魅力

永代供養には、先に述べた「遺族の負担が減ること」以外にも、いくつか特徴があります。

たとえば、従来のお墓のように新しくお墓を建てる必要がないケースが多いため、自然と費用を安く抑えられることが可能です。

また、永代供養では宗旨・宗派を問われないことが多いため、誰でも供養してもらえることもメリットとして挙げられます。施設の中には、無宗教の方やキリスト教や神道などほかの信仰者を受け入れているところもあります。

加えて、生前のうちから契約できる施設も。お気に入りの施設で永遠の眠りに就けることも大きなメリットだといえます。

永代供養を選ぶ際の注意点

メリットがたくさんある永代供養ですが、下記、注意してほしいところもあります。

「永代」は「永遠」「未来永劫」を指す言葉ではない

永代供養における「永代」とはあくまで「長い年月」を意味するものであって、「永遠」「未来永劫」というわけではありません。寺院が廃寺になったり施設が閉鎖されてしまったり場合によっては永代供養墓の供養や管理が難しくなるケースがあることは、頭の片隅に入れておくべきです。

家族や親族の理解を得にくいことも

徐々にその存在が注目されている永代供養ですが、「お墓は先祖代々受け継ぐもの」という考えの方や、信心深い方などの中には、永代供養に対して強い違和感を覚えている方も。価値観の違いが原因で、家族や親族に理解されないケースは多々あるそうです。この場合は、無理に押し切るのではなく、時間をかけて話し合うなど、慎重に進めることが大切です。

合祀に拒否感を覚える方も

永代供養墓の多くが、ほかのご遺骨と一緒に埋葬される「合祀(ごうし)」という仕組みをとっています。また、一部の永代供養墓は、納骨時は別々であっても、一定期間後に合祀されるケースも多々あります。

合祀されるまでの期間は、寺院や施設によってまちまちですが、短いところで三回忌、一般的には弔い挙げとなる三十三回忌を以て合祀されるケースが多いそうです。

一度合祀されると改めて分祀することは難しいため、とくにほかのご遺骨と一緒になることに対して抵抗感がある方にとっては、永代供養は魅力的に映らないかもしれません。

ほかにも「従来と同じ感覚ではお参りできない」「お墓を継承できない」というデメリットがあります。永代供養を検討する際は、メリットだけを見るのではなく、どのようなデメリットがあるのかも合わせて確認しておくことを強くおすすめします。

永代供養の種類と佐賀県の運営施設

永代供養には、おもに3つの種類があって、それぞれにご遺骨の安置方法や外観などさまざまな違いがあります。ここでは、永代供養墓、納骨堂、樹木葬の各特徴と、佐賀県内にある施設をご紹介します。

永代供養墓

永代供養墓は、ご遺骨を安置する場所が屋外にあるものを指すケースが多いです。
永代供養墓にはさまざまな種類があって、大きく以下の4タイプに分かれています。

墓石代が必要となる「墓石安置型」を除いた3タイプは、永代供養にかかる費用を抑えられるのが特徴です。一方で、合祀されることのない「墓石安置型」は、ほかのご遺骨と一緒に埋葬されることに抵抗がある方や、家族や親族などと一緒に永遠の眠りに就きたいと考える方におすすめのタイプです。

佐賀県内で永代供養墓を運営する施設

広大な敷地を有する「佐賀さくら墓苑」(佐賀市)には、大理石の球体オブジェが印象的な納骨塔型の永代供養墓が設けられています。最寄りの佐賀大和I.C.から車で1分の好立地。JR佐賀駅からも車で15分というアクセス至便なロケーションも大きな魅力です。

また、永代供養墓を運営する寺院をお探しの方には、嬉野市にある「宗運寺」がおすすめ。こちらは、浄土宗の寺院ですが、宗旨や宗派は一切不問。通常のお墓と同様に住職がお墓の管理や故人の供養をおこなってくれます。大きな観音像の下にご遺骨を納めるスペースがあって、個別に埋葬できる「石塔墓」と合祀タイプの「銅板墓」の2タイプから選べます。

多久市の「専称寺」にも、スタイリッシュな外観が印象的な永代供養墓「菩提樹陵」が設けられています。2003年に完成したこちらのお墓は、「家」単位で作るお墓ではなく、一人ひとりが選択できる個人のためのお墓。五十回忌までは個別の納骨壇(墓)にご遺骨を納めた後、改めて、菩提樹陵に改葬される仕組みとなっています。

樹木葬

樹木葬は、樹木や花木、草花を墓標に見立て、その周囲にご遺骨を納めるお墓のことを指します。厳密には、永代供養と異なりますが、基本的に永代供養がセットとなったプランが設けられている施設が多いことから、永代供養のひとつとして認識されるようになりました。とくに自然志向の方などから選ばれています。

佐賀県内で樹木葬を運営する施設

佐賀県内には樹木葬を運営する寺院や霊園がいくつかありますが、佐賀市の「円城寺」の樹木葬は、珍しいキンモクセイの下で眠ることができます。秋には美しい花と香りが参拝に訪れた人を魅了。三本の線香に見立てた石碑の前でお参りできます。

同じく佐賀市にある「賀昌院」境内地の樹木葬霊園「久遠」は、個人やご遺族の希望に合わせて3つのパターンからご遺骨を安置する年数を設定できるのが特徴。ペットと一緒に入ることができる区画も一部あって、愛犬家や愛猫家などからも選ばれています。

300年以上の歴史を誇る古寺の境内地にある「大興寺ふれあいパーク」には、こちらも珍しいバラの花々に囲まれた樹木葬を用意。夫婦用や家族用のお墓のほか、おひとり様向けのお墓もあって好評を得ています。

納骨堂

納骨堂とは、建物内にご遺骨を安置する空間を設けた施設のことです。本来はご遺骨を一時的に安置するための場所ですが、近年では永代供養もおこなってくれる納骨堂が増えています。

天候に左右されずに参拝できるのが最大のメリットですが、一般的なお墓の形とは異なるため、違和感を抱く方がいるかもしれません。

佐賀県内で納骨堂を運営する施設

小城市にある「勝嚴寺」の納骨堂は、ガラスを取り入れたり納骨棚の配置を工夫したりして、風と光にあふれる心地良い空間でお参りできるのが特徴。最大15のご遺骨を納められる仏壇型のほか、最大3つのご遺骨を納骨可能なロッカー型など3タイプが用意されています。

また、伊万里市の北西部に佇む「宗紅寺」は、伊万里湾の美しい景色を一望できるロケーション。予算に合わせて2つのタイプから選ぶことができ、十三回忌が終わるまでは個別に納骨されます。

佐賀県では、他県に比べて納骨堂の数は多いとはいえませんが、今後、納骨堂に対するニーズの高まりから、新しくお堂を建てる寺院や霊園が増えることも予想されます。納骨堂に限らず、永代供養墓を選ぶ際は、何カ所か施設を見学してじっくりと検討することをおすすめします。

佐賀県の公営墓地

ここまでは、寺院や霊園などが運営する墓地をご紹介しましたが、墓地には市区町村などが運営する「公営墓地」もあります。

公営墓地は、市区町村が運営する安心感はもちろん、民営墓地に比べて費用が抑えられる傾向にあるため、空き枠が出たとしてもすぐに埋まってしまうことも少なくありません。

また、公営墓地には「供養」という概念がないため永代供養をおこなってくれるところはありませんが、永代供養と似た仕組みの「合葬式墓地」や樹木葬と共通するものが多い「樹林墓地」を設けている施設もあります。佐賀県内では、今のところ合葬式墓地や樹林墓地がある市町村はないようですが、こちらも今後、住民のニーズに応えて新設する可能性がゼロとはいえません。市町村の広報誌やテレビ、ラジオ、新聞、インターネットなどを通じて、情報を入手するようにすると良いです。

まとめ

佐賀県の一部地域では、葬儀や火葬を午前中におこなうことが一般的とされている地域もあります。そのため、故人のご不幸を遠方で聞いた場合は、葬儀や火葬の時間をしっかりと確認することをおすすめします。

最近話題の永代供養は、従来のお墓にはないメリットがたくさんある一方で、デメリットもいくつかあるようです。永代供養を検討する際は、周囲の声もしっかりと聞いて判断してください。

佐賀県内でも、少しずつではありますが、永代供養墓や樹木葬を設けている施設の数が増えているようです。それぞれにメリット・デメリットがあるので、各施設の公式HPをチェックするのはもちろん、実際に足を運んでみると、施設のこともより詳細に理解できるはずです。見学を受け入れている施設もたくさんあるので、ぜひ担当者に問い合わせてください。