お問い合わせ

広島県の永代供養・永代供養墓。葬儀の風習などご紹介

中国地方の中心地として発展し続ける広島県。人口は約276万人と中国地方で一番多く、臨海地域を中心に自動車産業や商業が盛ん。県庁所在地がある広島市は政令指定都市に指定されています。その一方で、農業や漁業も盛んなことから広島県は「日本国の縮図」といわれることもあるそうです。

そんな広島県では、どれほどの寺院の数があるのか。また葬儀1件あたりの費用はいくらなのか。気になる葬儀にまつわる広島県ならではのしきたりについてもご紹介します。

また、最近注目度が高まっている永代供養や永代供養墓の概要や広島県内の永代供養施設も見ていきます。ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
  • 広島県の葬儀の様子・しきたりや風習
  • 広島県の寺院数や葬儀1件あたりの費用。全国平均との比較
  • 永代供養・永代供養墓の基礎知識と、広島県で永代供養をおこなっている施設

広島県のお墓・葬儀事情

広島県といえば世界文化遺産に登録された「厳島神社」があることから神社が多いイメージをお持ちの方も多いと思います。しかしながら寺院の数も結構あるようです。まずは、広島県の寺院数や葬儀1件あたりの費用について調べました。

広島県の寺院数

文化庁の「宗教年鑑 令和元年版」によると、日本全国にある76,930カ所の寺院のうち、広島県内の寺院の数は1,716カ所。全国47都道府県中17位ですが中国地方では1番多い数字となっています。

県内には、朱塗りの本堂と尾道の眺望を楽しめるロケーションで有名な「千光寺」や宮島にある弘法大師ゆかりの「弥山本堂」、第二次長州戦争の際に勝海舟と長州藩藩士らが会談を行った「大願寺」など、一度は訪れたい寺院もたくさんあります。

広島県の葬儀1件あたりの費用

経済産業省の「平成30年特定サービス産業実態調査」によると、広島県の葬儀1件あたりの費用はおよそ95万円となります。
※「葬儀一式請負の年間売上高(百万円)/年間葬儀取扱件数(件)」で計算

寺院数は全国平均よりも上ですが、葬儀1件あたりの費用については下位に位置しています。中国地方だと、岡山県(約112万円)に次いで2位。中国地方では、岡山県を除く全ての県が全国平均約110万円よりも少なく、葬儀に関してはあまりお金をかけない傾向にあります。

広島県の葬儀事情・しきたりの傾向

かつての安芸国と備後国の一部で成り立っている広島県。浄土真宗の門徒が多い安芸地方に対して、備後地方は曹洞宗や臨済宗など禅宗の信者が多いようです。そのため、葬儀に関してもお互いの地域で異なる部分がいくつか見られます。その一部をご紹介します。

焼香時に小銭を置く

安芸地方では、焼香時に小銭をお盆の上に載せる「焼香銭」という習慣があります。もともと、焼香時に使う線香は各自が持参するものだったのですが、次第に寺院や葬儀場で用意されるようになったため、線香代として小銭を置くようになったといわれています。ちなみに、集まったお金はお布施として寺院側に渡すのが一般的です。

香典はその場で中身を確認する

他県から葬儀に参列した人が驚くことが多いのが、香典を渡した人の目の前で開ける広島県ならではの習慣。さらに、呉市や尾道市などでは香典返しも即日おこなうことが主流で、香典の金額に見合った品物をその場で渡します。ちなみに、この香典返しの品のことを「茶の子」と呼びます。

また、会葬返礼品の中には、不祝儀袋とは別に祝儀袋が入っていることも。これも他県の方からすれば不思議に見える風習ですが、ご遺族の「葬儀に参列した方に良いことが訪れますように」という思いが込められているそうです。

白木位牌に白い布をかぶせる

備後地方では、故人の戒名が書かれた白木の位牌に、白い布をかぶせる変わった風習があります。また、白い布は、四十九日の法要までに少しずつ上げていきます。

「お清めの塩」は使用しない

葬儀を終え自宅に戻る際、玄関先で体にお清めの塩を振りますよね。しかし、安芸地方では、この習慣はあまり見られないようです。先ほども少しご紹介したように、安芸地方には浄土真宗の門徒が多く、浄土真宗では葬儀の穢れを塩で払う行為は故人に対して失礼にあたると考えられているところから、他県では一般的なこの習慣が根付きませんでした。

広島県でも広がりをみせる永代供養・永代供養墓

「お墓は代々家で守るもの」だった日本。ですが最近、お墓の後継者問題に頭を悩ませている人が増えています。いったい、誰がお墓の面倒を見るのか。自分が死んだ後、お墓はどうなるのか。気になる方も多いと思いようです。

そんな方にぜひ知ってほしいのが、お墓の後継者問題の解決の糸口になるかもしれない「永代供養・永代供養墓」です。

それでは、永代供養・永代供養・永代供養墓がどのようなものか、メリットはなにかをお伝えします。ぜひ参考にしてください。

永代供養・永代供養墓の概要

永代供養とは、簡単に言うと「寺院や霊園などの施設が、ご遺族に代わって故人の供養やお墓の管理をおこなうこと」です。

永代供養をお願いすれば、お墓の清掃などは全て施設がおこなうため、定期的にお墓参りをする必要はなくなります。もちろん、お参り可能ですので、自分に合ったペースでお墓を訪れられるのも永代供養の大きな特徴だといえます。

永代供養を選ぶメリットとは?

永代供養を選ぶ人が増えている理由は、施設にお墓の管理をお任せすることで生まれるいくつかのメリットがあるからです。

たとえば、お墓を新しく建てるとなれば、墓石代に加え墓地を利用するための永代使用料や管理料なども必要となって、平均約150万円から約300万円かかるといわれています。

一方、ほかのご遺骨などと同じ敷地に埋葬するケースが多い永代供養墓だと、墓石代を大幅に抑えることができるため、費用もリーズナブルなものになります。ただし、個別にお墓を建てるタイプの永代供養墓は例外です。

ほかにも、このようなメリットがあります。

こうした多様なニーズに応えてくれるのが、永代供養の大きな特徴だといえます。反面、永代供養にもいくつかのデメリットがあります。

その代表的なものが、「永代供養は『未来永劫』供養をすること」ではないということです。ここでいう「永代」とは「長い年月」を指し、必ずしも「永遠・無限」を約束するものではありません。寺院が廃寺となったり霊園が閉鎖したりした場合は、永代供養墓の供養や管理も難しくなることは覚えておくべきです。

また、「お墓は先祖代々守り継ぐもの」という考えの方にとっては、永代供養は強い違和感を覚えるものかもしれません。後々の家族・親戚間トラブルに発展しないためにも、永代供養を検討する際は一人で決めるのではなく、家族や親族の理解を得ることを強くおすすめします。

永代供養の種類

永代供養には、基本的な形式の「永代供養墓」だけではなく、「樹木葬」や「納骨堂」などもあります。ここでは、それぞれの特徴について見ていきます。また、広島県内の代表的な施設についてもいくつかご紹介します。

永代供養墓

永代供養墓は屋外に設けられていることが多いお墓です。最初からほかのご遺骨と一緒に合祀をおこなう「合祀型」とご遺骨を個別に安置・供養をおこなった後、合祀墓に改めて納骨する「骨壺安置型」があります。

さらに骨壺安置型は、ご遺骨をひとつの場所に安置する「集合安置型」と区分けされたスペースに安置する「個別安置型」に分類されます。

それぞれ施設によってお墓の大きさや骨壺を納めるスペースなどに違いがあるので、もし気になる永代供養墓があれば現地を見学してください。資料ではわからなかったことも見えるはずです。

広島県内で永代供養墓を運営する施設

広島市西区の「ふれあい聖地霊園」は、市内を一望できる開放的なロケーションが特徴。敷地内には、やさしい笑みを浮かべたお釈迦様が印象的な永代供養塔「ふれあい霊廟」があって、5万円からと安心の価格で納骨できます。

東広島市と呉市に霊園がある「メモリアルパーク浄心」では、墓地や集合墓などを購入した方全てに永代供養が適用されるシステムを採用。もしお墓が無縁墓となった場合も、無料で永代供養を受けられます。東広島市の「黒瀬墓苑」には、永代供養墓埋葬証明書発行ができる「永代集合墓 福寿」が、呉市の「焼山B墓苑」には、4.8万円からとお手頃の価格で納骨できる「永代供養墓 鳳凰」が設けられこの地域で永代供養を検討する方から選ばれています。

樹木葬

樹木葬は、石材の代わりに樹木や花木などを墓標にしたお墓のことをいいます。最近では、人気のガーデニングを取り入れた樹木葬も登場し話題に。自然志向の方などから選ばれています。

広島県で樹木葬を運営する施設

広島市最大級の規模を誇る「広島平和霊園」は、多彩な樹木葬を提案する広島県で注目の施設。さまざまなメディアで紹介された「樹木葬墓地Verntvert(ヴァンヴェール)」のほか、ソメイヨシノの下で永遠の眠りに就くことができる「桜華-ouka-」、女性専用の「いろは紅葉-irohamomiji-」、ガーデニング樹木葬などがあって、希望に合わせた墓地を選べます。

また三次市の「源光寺」が運営する「宝池墓苑 びおらの丘」にも樹木葬があって、「合同埋葬型」と「個別埋葬型」の2種からセレクト可能。6~8体のご遺骨を埋葬できる洋型墓石埋葬墓地も用意されています。

納骨堂

納骨堂は本来、ご遺骨を一時的に納めるものでした。しかし最近では、永代供養もセットで実施しご遺骨の管理をおこなってくれる施設が増えています。永代供養墓とは異なり屋内にあることが多く、雨の日などでも気にすることなくお参りできるのが特徴だといえます。

ひとくちに納骨堂といっても種類はさまざまで、ロッカー形式の棚にご遺骨を納める「ロッカー型」や集合墓タイプの「霊廟型」以外にも、カードキー1枚でお参りが可能なタイプの納骨堂も都市部で人気です。

広島県の代表的な納骨堂

呉市の中心部にある「中央納骨堂こころ」は、美術館を思わせるアート作品が多数並べられた現代的な納骨堂。一見すると、ここが納骨堂であるとは思えない程のスタイリッシュな外観も印象的な施設です。

また、広島市東区の「太陽の塔」には、艶やかな蒔絵を施した格調高い据置型の納骨壇と専用ICカードをタッチパネルにかざしてお参りができる最新型の納骨壇があって、最新型では大切な方へのメモリアルメッセージの上映できるプロジェクションマッピングも利用できます。

広島県の公営墓地などの紹介

永代供養墓には、お墓の費用を抑えられるメリットがあることをご紹介しましたが、市区町村などが運営する「公営墓地」も、安心の費用で故人を埋葬することができます。

また、公営墓地は行政が管理をおこなうので墓地がなくなる可能性が限りなく低いことも魅力としてあげられます。

公営墓地では永代供養はできませんが、永代供養墓と似た「合葬式墓地」や樹木葬と類似した「樹林墓地」が設けられた施設もあります。永代供養墓を検討する場合は、候補のひとつとして入れても良さそうです。

広島県の代表的な公営墓地

県庁所在地がある広島市のほか、福山市や呉市をはじめ多くの自治体に公営墓地が設けられています。

なかでも、広島県西部の廿日市市には合葬式墓地や県内初の樹林墓地があります。合葬墓は70歳以上の市民であれば生前でも申し込みが可能で、1体あたり5万円で納骨できることから納骨だけでなく改葬を考えている人からも注目を集めています。

まとめ

浄土真宗の門徒が多い安芸地方と禅宗の家が多い備後地方。安芸地方ではお清めの塩を使わないなど、地域ごとに異なる葬儀のしきたりがあります。もし葬儀や通夜に参列する場合は、どのような流れでおこなわれるかを周りの人に尋ねておくのが無難です。

また広島県内にはたくさんの永代供養施設があって、それぞれに異なる特色があります。資料だけではわからないことがたくさんあるので、気になる施設があれば一度直接足を運んでみることをおすすめします。